親戚や友人などの親しい人からお歳暮をいただいた場合は、手軽に電話やメールなどでお礼をすませがちです。しかし、会社関係や恩師などの目上の方から贈られた場合には、お礼状を出す必要があります。お礼状を送るタイミングですが、お歳暮が届いたらすぐに出すのが一般的です。丁寧なお礼状が届いたとしても、あまりに返事が遅くなると感謝の気持ちが伝わりません。

返事がないと、お歳暮がきちんと届いたかどうかすら不安になってしまうでしょう。お歳暮が届いたら、遅くとも1週間以内にはお礼状を送るようにしましょう。1週間以上遅れてしまった場合には、遅くなったお詫びの言葉も付け加えるようにします。年賀状を出す時期だからと、年賀状に一言お礼の言葉を付け加えておけばいいといった横着さは、相手に対して失礼にあたります。

お礼状に書く内容ですが、お歳暮が贈られてくる頃は気温が下がり、しだいに寒くなってくる時期です。年末年始に向けてあわただしくなる時でもありますから、体調を崩す方が増えてきます。相手の健康や容体を気遣う言葉を添えておくとよいでしょう。また贈ったほうとしては、本当に喜んでもらえているかどうかが気になるところです。

贈ったものについて一言もふれられていないと、迷惑だったのではないかと不安になることがあります。いただいた品物によっては、「家族もたいへん喜んでおります」と具体的に喜んでいる様子を書いておくと、感謝の気持ちがより伝わりやすくなるでしょう。お歳暮のことならこちら